旧暦2月15日西行忌、きさらぎの望月

本日、旧暦2月15日
幾重にも意味合いを含んだ節目の日。
二十四節気の春分の始まりの日で、
春分そのもので、
春の彼岸の真ん中の日。
太陽が真東から昇り、
真西に沈む、
夜と昼とが同じバランスの日。
そして今年はさらに、
あの西行法師が
「願わくば花の下にて春死なん」と歌った
そのきさらぎの望月の日でもあります。

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今年も御所の近衛邸跡の糸桜がほころび始め、
あちらこちらの花の便りが届き始めました。
花を求める人で
これから町中が賑わうことになる京都、、
今日はその一瞬前、
あまりにバランスが良いためか
エアポケットのようにも感じられる
静謐な一日です。